基本的に、絵は「花様年華」、構成は「恋する惑星(チョンキン・エクスプレス)」な感じ。
キムタクの役どころは「恋する惑星」でトニーが演じた警官を思わせる。あ、言葉がわからないトリックスター的な役割は金城武の役柄にも似てるかも。。。
「花様年華」に感じられたような熱気、重苦しい雰囲気が画面から感じられない。音楽が浮き上がって聞こえる。
ウォン・カーワイの映画には昔から、話に筋と言った筋は無いが、画面には全体を覆うような何かがあった。2046のこのバラバラ感は???いっぱい詰め込み過ぎで、詰めが甘い?
キムタク部分は全体にマッチしていないが、華を感じる。ミーハーな感じだけど、近未来小説2046の部分だけで作った、わかりやすいSF物を観たい!
(オールバックじゃない時の)キムタクの華のある感じ、中間部のトニーとチャンツィイー、トニーとフェイ・ウォンの(漫才みたいな)掛け合い。各パートには魅力がある。
語りが多すぎる。トニーの部分は、ちょっと説明臭い。香港の実際のニュースをまぜてるけど、とってつけた感じ。
見覚えのある風景(セントラルのヒルサイドエスカレーターとTSTを合体?)をモチーフにしたCG(アニメか?)。なんかちゃっちい。
コン・リーは不細工な山口百恵か?魅力ない。
フェイ・ウォンには、いいかげん、頭のおかしそうな役じゃなく、普通の役を与えて欲しい。彼女は、ひと回り以上も年下のニコラスに恋して涙しちゃうような普通の女性。正々堂々と、チャン・ツィイーと勝負させたい。でも、この映画の彼女はキレイに見えた。
カリーナさんは。。。ボディ勝負の彼女だけに、そのチャイナドレス姿に期待しましたが、あまり魅力的に見えません。マギーは特別なのかな。これじゃ単なるベッドシーン要員。可哀想。無間道2(インファナルアフェア)でのカリーナはクールで魅力的だった。
チャン・ツィイーは、まさに中国圏(大陸、香港、台湾)の生意気な女の子といった感じで可愛い。生意気だけどストレート。この映画での彼女は、とっても魅力的。
続く。。。